MEMBER’S VOICE

地域と共に歩むバイオ発電
かぶとバイオファームの軌跡と展望

VOICE

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山本 真五

YAMAMOTO SHINGO

かぶとバイオファーム合同会社
有限会社 希望園
代表取締役

近年、再生可能エネルギーの中でも太陽光発電が大きく注目されましたが、私が関わっている酪農牧場もかなり屋根面積が大きく、売電も含めて太陽光発電事業の取り組みの相談にのってもらったのが三和電気土木工事さんでした。
先代の森会長と意気投合し、様々なお話をさせていただいた中で、ドイツでは牛ふんの処理をしながら24時間発電をするシステムがあるというお話をさせていただきました。太陽光発電は夜間は発電できませんが、このバイオガス発電は牛の糞尿は毎日出てくるわけですから、効率も良いと同時に、様々な問題解決をする理想的なプラントであるというお話をさせていただきました。森会長は環境負荷低減は地球規模で取り組む問題であり、共に是非進めていこうという話になり、この事業がスタートしました。

今回の事業を進めるにあたり、海外視察もドイツ・オランダを中心に海外にも訪問し、日本に適したバイオガス発電所を作るために何が最善かを念頭におきながら、回数を重ねていきました。
最初は夢みたいな話から、この事業を実現するために関係する方々と打ち合わせを行い、どんどんアイデアを出し合いました。最初は様々なトラブルもありましたが、各方面の協力と努力のお陰で乗り越えてきたと思っています。

かぶとバイオファームがある瀬戸内海沿岸は国立自然公園に指定され、とりわけ環境基準も厳しく、牛ふんをしっかり濾過した水処理を行う必要があります。当施設の水処理は非常に能力が高く、環境に対する負荷もほとんどない状態にしてから放水されます。そして処理の過程で生産される液肥・堆肥は野菜等を生産する農家に提供されていきます。
かぶとバイオファームは地産地消のクリーンエネルギーを創出し、さらに臭気・排水など、これまでの問題を解決していきたいと考えています。
そして酪農家の立場で言えば、この笠岡で美味しいお肉と栄養価の高いミルクを生産し、真の意味で地域共生をしていきたいと考えています。